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GeMとインドの政府調達:登録要件、Make in India調達令(Class-I/II)、入札の流れと支払い

インド進出ナビ編集部(監修:Romy) · 最終確認日:2026年10月23日 · 読了 約8分

政府電子調達市場(GeM)に出品・応札するための登録要件、Make in India調達令による現地調達比率の区分、購入金額ごとの調達方法、受注後の支払いと注意点をまとめます。政府向け営業を検討する企業向けです。

このガイドでわかること

  • GeM(Government e Marketplace)に売り手として登録するための要件
  • Make in India調達令(Class-I/Class-II/非ローカル)の意味と影響
  • 購入金額に応じた調達方法と入札の流れ
  • 受注後の検収・支払いと、よくある注意点

登録要件

  1. 事業者情報:PAN、Aadhaar(代表者の本人確認)、GSTIN、銀行口座、所得税申告の実績などを入力します。登録内容は税務データと照合されます。
  2. 保証金(Caution Money):出品規模に応じて預託します。手数料ではなく預り金です。
  3. カタログ登録:製品の仕様、価格、在庫、原産国、現地調達比率を登録します。ブランド製品はOEMとしての登録やOEMからの認可が求められることがあります。
  4. 法令上の要件:BIS認証が必要な製品は有効なライセンス(BIS認証(QCO)が必要か調べる)、MSMEとして優遇を受けるにはUdyam登録が必要です。

Make in India調達令の区分

区分 現地調達比率 扱い
Class-I ローカルサプライヤー 50%以上 購入優先の対象
Class-II ローカルサプライヤー 20%超〜50%未満 応札可。Class-Iより優先度は低い
非ローカルサプライヤー 20%以下 200クロール未満の案件では原則応札不可
  • 「購入優先の幅(margin of purchase preference)」は20%とされ、最安値(L1)が非ローカルの場合でも、一定の範囲内のClass-I業者に同額での受注機会が与えられる仕組みです。
  • 所管省庁は品目ごとに、より高い現地調達比率を定めることがあります。
  • 応札時には現地調達比率を自己申告し、一定額以上では監査人等の証明が求められます。虚偽申告は取引停止の対象になります。

入札の流れ

  1. 案件を探す:GeMの入札一覧(Bids)で、自社カテゴリーの案件を検索・通知設定します。
  2. 入札条件を読む:技術要件、実績・売上の要件、EMD(入札保証金。MSMEなどは免除の場合あり)、納期、検収条件、現地調達比率の要件を確認します。
  3. 応札する:技術書類と価格を提出します。案件によりリバースオークションが行われます。
  4. 評価・契約:技術評価に合格した業者の中で、価格とMake in India優先の規定に従って落札者が決まり、GeM上で契約(Contract)が発行されます。
  5. 納入・検収:納入後、受領者が受領・受入証明(CRAC)をGeM上で発行します。
  6. 支払い:CRAC発行後、発注機関はGeMの規定に従って支払います。遅延がある場合はGeMの苦情窓口で申し立てできます。

少額の購入では、入札を経ずにGeM上の直接購入やL1(最安値)購入が使われます。金額基準は発注機関の内規とGFRの改正で変わるため、案件ごとに確認してください。

よくある失敗・注意点

  • 現地調達比率を製品原価で正しく計算していない。 輸入部材・ロイヤルティの扱いを確認し、根拠資料を保管します。
  • GeMのカタログ価格と市場価格の差。 他の販路より高い価格は不合理とみなされることがあります。
  • 納期遅延の罰則(LD)。 契約条件の遅延損害金は自動的に差し引かれることがあります。
  • 代理店経由の場合の責任分担。 OEMと代理店の保証・保守責任を契約で明確にします(契約と紛争解決)。

次にやること

個別の判断は専門家(CA・弁護士・税理士)にご確認ください。

このテーマのよくある質問

インドの政府調達(GeM)に外資系企業は参加できますか?

インド法人として登録すれば、政府電子調達市場(GeM)に販売者として登録できます。ただし、公共調達では国産品優遇令(Make in India Order)により、現地調達比率50%以上のClass-I供給者が優先され、比率20%以下の非ローカル供給者は原則としてグローバル入札にしか参加できません(2026年10月時点)。製品の現地調達比率を確認してから参入を検討してください。

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